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まじで 恋した 5秒後
2026
06,17

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2010
03,14

«NAME»


ブログまたサイトでお世話になっているたまこさんへ。

サイトの相互記念(※1年前w)で相互リクを受けさせていただきました!!
リクエスト通り

・ディーノ×雲雀
・ディーノデレデレデレ
・雲雀ツンツンツン

となっておりますw
これからも様々な面で宜しくお願いします^ω^







休日のために学校中が静寂に満ちている。応接室も同様。否、僕が書類に走らせる鉛筆の音だけが響く。時折、開け放たれた窓から湿気を少し含んだ爽やかな風が舞いこんでくる。

机の隅でくつろいでいたヒバードが突然神経を尖らせて応接室の出入り口へと目を向けた。その様子に首を傾げながら同じ方向を向くと気がつく。人の気配。休日なのに僕の並盛に立ち入るとはいい度胸だ。相手次第では即座に咬み殺す。1人でニタリと口端を吊り上げた。

 


 

「きょううやあっ!!

「咬み殺す。」

 

 


やっぱり不審者。即座に手に滑りこましたトンファーを振り上げて入ってきた奴に殴りかかる。手抜きは無用。

 

 


「落ち着けよー俺だよ俺。」

「オレオレ詐欺なら警察に通報しなきゃ。」

「わーっ!!ディーノだよ!!お前の師匠の!!

「君を師にした覚えは無いよ。」

 



そして、相手が怪我を負うことを期待するも無用。予想通りに両手で伸ばした鞭によってトンファーは止められている。余裕そうに、ニカッと笑う彼の横腹に鋭く膝を叩きこむ。油断をしていたのか、呆気なく咳き込みながらひれ伏した。

 

 


「何の用。」

「かはっげほっ!!

「な か。」

「待て待て待て!!

 


 

相変わらず無駄に綺麗な金色の髪にトンファーの先端を押しつけて執拗に擦る。この人が言ってたけど、これは地味に痛いらしい。そんなこと言われたら余計やるんだけどね。

 

 

 

「恭弥に会いにきたんだ!!

 

 


何言ってるのこの人。


 

 

「今日は休日なんだろう?一緒に遊ぼうぜ恭弥!!どこ行きたい?お前の行きたいとこならどこでも連れてってやる!!

「ちょ、ちょっと待ってよ!!

 


 

いつの間にか蹴られた横腹の傷みより復活したディーノが僕の手首を取り強く引く。突然応接室を訪れて、突然どこかに連れて行く?冗談じゃない!!僕がそんな理不尽にホイホイついていくわけないだろう。

 

 


「離しなよ
!!

「あ・・・・・・・・わりい・・・。」

「行きたいなら勝手に1人で行きなよ、僕は行かない。」

 

 


ズレ落ちる学ランを静かに戻しながらディーノを睨む。彼は衝撃を受けているのかと思いきや、意外にも爽やかな笑顔を浮かべた。この笑顔は正直、苦手。全てを見透かされている気がして居心地が悪くなる。

 

 


「仕事があるのか?」

「・・・・・・・・・うん、ちょっとね。」

「そっか。じゃあ遊ぶのはまた今度な!!

「っ僕は!!あなたと遊ぶなんて」

「いいじゃねーか、そうだ遊園地でも行くか!!

「・・・・・・・・・・・群れるのは嫌いだ・・・・・・・・・・・・・。」

「ははっ!!

 

 

これ以上ディーノのテンションに巻き込まれるわけには行かないから、無視して執務机に戻る。何やら散々話しかけられているけど無視。とりあえず無視。そうこうしてたら、勝手に応接室に入ってきた・・・・・・・あーあ。

 

 


「何、座ってるの。」

「まあいいじゃねえか、紅茶いる?」

「い・・・・・・・・。」

「ん?」

「いるけど、自分でやる。触るな。」

「はいはい。」

 


 

我がもの顔でソファに座るディーノを押しのけて紅茶の準備を。ティーパックの袋を開封し二つのカップにそれぞれ入れる。ポットの水はまだ湧いてない。もう少しかかりそうだ。納得したところで、あることに気が付いた。

 

ディーノが、すごく、こっちを見てる。

 

 


「・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・うざい。」

「うわっ!!

 


 

振り向きざまにトンファーを首に押しつけた。今度は反応できなかったみたい、ほぼ気道を潰されて苦しそうに呻くディーノを見下ろして笑う。ああ、嬉しいな。やっとこの人の苦しむ顔が見れた。こらからどんな行動を起こすのかな。精々僕を楽しめなよ。

 


 

「ぐえっ!!タンマ恭弥!!死ぬ!!

「死にたいの?ディーノ・・・・・。」

「ええっゲホ!!

「・・・・・・・・・・・ん?」

 


 

気道を潰しているのに、いきなり目を見開き嬉しそうな表情になった。震える両腕を僕の腰にまわして引き寄せる。さらに近づき、尚更ディーノの首を閉める状態に。だんだん血の気が引いてくる白い肌になんだか物怖じしてしまいトンファーの力を横に受け流す。と、同時に体勢を崩して倒れこんだ。逃げる間もなく強い力で腕の中に閉じ込められた。不覚。

 


 


「・・・・・・死ぬかと思った・・・・・。」

「当然。咬み殺すつもりでやったからね。」

 

 


耳の当たっているディーノの胸からは、早い鼓動の音。ドクドクいってる、生きてる。

 


 

「・・・・・・・・・・ねえ、なんで死にかけなのに喜んだの。」

「あー・・・・・・・・恭弥が俺の名前呼んでくれたから。」

「はあ?」

「いつも『あなた』としか呼ばねえじゃん。だから嬉しくて・・・ヘヘッ。」

 


 

嬉しい表情をしているのは、この腕の強さで分かる。

というかディーノの顔が見れなくて良かった。

 

 

たぶん赤面してしまう。

 

 

 

 






NAME

(名前だけで喜ぶなんて馬鹿じゃないの。)

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