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まじで 恋した 5秒後
2024
05,21

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2010
04,19

おひさしぶりです。るなです^p^
前回の更新より大分時間がたってしまいました・・・
本当にすみません!!
自分でもびっくりです・ω・←

そして今回のは。
ヒバツナです。REBORN!!です。
お間違えのないよう^ω^

そして悲恋です←
死ねたです。


「ちょ、おま。
久々更新で何死ねたあげてんのwwwワロスwww」
と、思われた方々!!!まさに正論です!!

本当に申し訳ないです。((土下座
次こそは甘いのあげます^^
気長にお待ちくださいませ!!


スランプ脱却したい・ω・)←





 









いま、あなたはどんな夢を見ていますか?

いま、あなたは幸せですか。
いま、あなたは何を思っていますか。
いま、あなたは……。
いま。






「 い ま 。」



自分の気持ちから零れた言葉は、その場の空気にかき消えた。
震える唇を強く噛むと、皮膚の切れる音がして即座に鉄の味がした。
自分の血液を飲み込むとそれまでにも感じていた吐き気がさらに増してしまった。
こらえるように俯き背中をかがめると、額にゴツンとあたったナニカ。



「っ…!!」



それが視界に入った途端。
たった今置かれている現状を、嫌でも再度理解させられた。



「……。」



自分の膝に横たわっているのがあのボンゴレ最強の〔雲雀恭弥〕で。
まったく呼吸をしていないという、残酷な事実。


ボンゴレと敵対するマフィアに雲雀恭弥が一人で乗り込んだ。
そんな無茶にしか思えない行動を実行したという報告を受けて
現場に駆けつけてみれば、マフィアのボスらしき人物の骸とともに
すでに虫の息な雲雀が倒れていた。
意識も途切れ途切れで何度呼びかけても、反応は無かった。

そして、つい先ほど。

一度満足そうに笑った雲雀が
他界したところであった。

何も告げることもなく。



「ねえ…きょうや。」



幹部・部下を追い払った無駄に広い部屋で二人。
動かなくなってしまった愛する人の上半身を抱きしめて、綱吉は静かに言葉を紡ぐ。



「どうして…どうして。こんなことを…?」



頼むから一人で特攻をかけるな、と。
先日注意したばかりだった。
それなのに、雲雀は綱吉の言葉を無視してマフィアに突っ込んだ。
その代償に、命を失った。

尊い、命を。

力が入ってなくただの物体となってしまった身体はこんなにも重たい。
ぼろぼろと涙が零れるのをわざと気づかないふりをして
綱吉はずりおちる雲雀の身体を何度も何度も引き寄せた。
血痕のついた白い顔に指を這わせて、顔を寄せる。

もう、動かない。笑わない。話さない。

俺の名前を呼んでくれやしない。



「どうし、て…どうして…!」



噎せるようにして問いかけても、死人は口を聞いてくれない。
息を引き取る前に見せてくれた笑顔のままなのに。
雲雀は呼吸をしていない。
その事実は、酷く重たくて辛くて信じられなくて。
綱吉は何度も何度も口付け、自分の呼気を吹き込んだ。
もう、分かっているはずなのに。

そんなことをしても無駄だということを。



「うわああああっ!!」



そして、綱吉は泣く。

大人の男とは思えないほど、まるで幼い子が泣くように。
言語という言語を喋らずにひたすら声を上げて喚く。
その泣声は、生きることを止めた雲雀にも届いているだろうか。
そんなことは分かるわけないが
綱吉は、雲雀に届くようにただただ泣いた。
自分の泣声を聞けば戻ってくる。
そんな淡くて馬鹿げた考えを胸に抱き。泣いた。



「ああっ………きょう、や…」



帰ってこない。

そう理解した綱吉は、泣くことを止めた。
それと同時にあることを思い出した。

『君のためなら、死んでもいいかもしれないね。』

数日前に笑いながら言った言葉。
本当は、あのときから。
雲雀は自分のために死ぬつもりだったのだと今更気がついた。
自分の命を狙うマフィアを潰す。
それだけのために、雲雀は立ち上がった。

それは とても 愚かな決意。



「あ、嘘…うそ…だっ!!」



それでも 大事な人を 守るための 



「ひっ…ううっ…!!」



最終手段



『たとえ、僕が死んだって構わない。
綱吉が笑顔でいてくれるなら…それでいいんだ。
なに?笑いたければ笑えばいいよ。』


あのときの雲雀の笑顔を思い出して、綱吉は呆然とした。
そして、雲雀は冗談を言っているのだと考えた自分を心底殴りたかった。
雲雀は自分をこんなにも愛してくれていた。
雲雀からの不器用な愛情のプレゼントは。



「俺が、笑顔でいる、未来。」



だった。
でも雲雀は根本的に間違っていた。



「…なれな、い。…なれない、よっ…!」



雲雀のいなくなった世界で
もはやたった一人となってしまったこの世界で

綱吉は笑顔でいれる自信が、なかった。






いま、あなたはどんな夢をみていますか。

いま、あなたは幸せですか。
いま、あなたは何を思ってますか。
いま、あなたは遠い空から私を見てくれていますか?




いま、わたしは 寂しくて死にそうです。
(君のいない世界なんて価値がない。)


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