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まじで 恋した 5秒後
2024
05,21

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2010
03,26

「喧嘩人形の休日 壱」の続きです。
前回のを読んでないかたはそちらを見てからのほうがいいです。

それで何度も言いますが
静雄×臨也前提の
23歳臨也×5歳静雄ですwww
そして今回は臨也さんが犯罪やらかしかけです。

ショタ静雄なのでお気をつけください。
そして、気持ちR-15?www

あああ、このままだと次回はR-18に行きそうだよ・・・←
本当にすみません行かないように気をつけます(土下座!!








 
「ああ・・・・・シズちゃん可愛い・・・」
「うぜえ、気持ち悪いんだよてめえ。」
「あっ、そんな汚い言葉使ったら駄目だよ。めっ!!」
「ああ?」
 
 
いくつかの特異点を除けば、ただ親が過剰な親馬鹿な親子に見えるであろうその光景。親にあたる、折原臨也が持ち上げて力強く抱きしめる相手は5歳ほどの幼い子供。異常なのは・・・その髪色。子供では滅多に見られない金色の髪に太陽の光に反射させつつ、その子供は臨也に頬ずりされるのを微力ながら抵抗をしている。
 
 
「むう、さっきまで可愛かったのになあ。急に反抗期?」
「・・・・・・・こんなに気持ち悪い奴だとは思わなかった・・・。」
 
 
池袋最強な平和島静雄をそのまま小さくしたような容姿。本人達は気がついていないが、しずおの服を調達している間に既に池袋のちょっとした噂になっていた。『折原臨也が平和島静雄似のガキを連れている』と。その噂は本人達を巻き込まないまま、さらに広がっていく。臨也・静雄の知り合いの耳に入るときも、そう遠くはない。
 
 
「シズちゃん、お腹空いた?」
 
 
さっきまで盛大に暴れていたしずおが大人しく抱かれていることに気がついた臨也は、自分の肩にうずまる小さな頭をそっと撫で付けた。さらさらでいい匂いがするのは静雄と変わらない、その事実がしずおと静雄を結びつけるものであり臨也にとっては凄く嬉しいことだった。そして肝心の問いかけの返事は無く、代わりにしずおのお腹からは低い肯定音が鳴り響いた。
 
 
「何か食べようか、何がいい?」
「・・・・ハンバーグ。」
「ハンバーグ、ねえ。」
 
 
食べたいものは素直に主張するあたり、まだ子供。空腹から拗ねるしずおに悟られないように臨也は笑い、さらに強く抱きしめた。変な気分だった。容姿は静雄なのに、しずおを愛する自分がいる。ひょっとしたら、静雄のことも実は好きなのかもしれない。いつもの口喧嘩がもとで気がついていないだけで。
 
 
「俺の家に行こうか。」
「えっ!!なんで?!ハンバーグ食いたいの、に!!」
 
 
ハンバーグをお預けにされると考えたのか焦って身体を起こしたしずお。バランスを崩す前に臨也はしずおの小さな背中に回して支える。明らかに困惑した表情で眉根を寄せるしずおに臨也は安心させるように笑いかけた。
 
 
「俺が作ってあげるよ、ハンバーグ。シズちゃん知らないでしょ?料理上手なんだよー俺。」
「嘘つけ!!・・・・それに、どっかで食べたほうが美味しい。」
「あははっ!!酷いなあ、シズちゃん。それに俺の家にはプリンがあるよ?」
「・・・・ええ?!」
 
 
プリン
 
 
あんなお菓子で子供1人釣れるだなんて。はたしてしずおが単純なだけなのか、それとも子供とはそういうものなのか。臨也が考えを巡らせていると、急にしずおは臨也の着ているコートを掴んで引き寄せた。実際には、しずおが臨也に引き寄せられる形になっているのだが。
額がつきそうなほど近づいた顔。しずおは真剣な表情で臨也に問いかけた。
 
 
「プリン あるのか?」
 
 
可愛い質問に笑ってしまいそうになるのを必死にこらえて臨也は、いたって真面目に頷いた。内心では爆笑であったが。
 
 
「ある。」
「何個。」
「4つ。」
「いざやは1つ。あとは俺の!!」
「はいはい・・・・・。」
 
 
照れたように、臨也の部屋に行ったらすぐにプリンに名前を書かせろと主張するしずおに軽く頷きながら臨也は顔をもっと近づけた。既に、額がぶつかっていた時点でさらに近づけたのだから・・・・当然、しずおと臨也の唇同士が触れ合った。
 
 
「・・・・・・?」
 
 
状況を把握していないしずおが目を白黒させるのを見つつ、余裕な臨也は背後からしずおの頭を押す。その軽い衝撃で我に返ったのか、小さな手が容赦無く臨也の後頭部を殴る。静雄の腕力ならともかく、まだ5歳児の力。静雄だと鉄パイプで殴られた衝撃があるが、今は木の棒で殴られるほどの痛みであった。耐えれる。そう確信した臨也は、自分の舌をしずおの口内にねじこんだ。
 
 
「んんっ!?ん!!」
「っ痛あ!!」
 
 
直後に、思いっきり噛まれた舌。
 
 
「・・・・うう、痛いよおシズちゃん。」
「うるせえ!!変態!!」
 
 
 
じわじわと血の味がしてくる口内に臨也は顔をしかめつつ唾を吐き出した。流石静雄の幼少。腕力はまだ小さいが噛む力が酷い・・・・噛み千切られてもおかしくないほど。
 
 
「キキキキキキスは!!好きな人とするもんなんだぞ!!馬鹿臨也!!」
「・・・・・・シズちゃんのことが好きなんだけどなあ。」
「ふざけるな!!」
「ふざけてないもんー。」
 
 
意地悪く笑いかければ、しずおの蒸気した顔がさらに赤くなった。そして言葉にならない様子で魚のように口を開閉してから、臨也の顔に一発拳がめり込ませる。照れ隠し。臨也はそう解釈して痛がる様子もなく嬉しそうに声を立てて笑う。
 
 
 
「シズちゃん大好き。」
「うっせえ!!死ね!!」
「残念、俺は君じゃないシズちゃんに殺されるつもりなんだ。」
「・・・はあ?・・・・どういうことだよ・・・・。」
 
 
 
わけの分からないと言った表情で微妙に怖がるしずおに
脅えるシズちゃんもいいね、と臨也は呟いた。
 
 
誰にも邪魔できない二人だけの非日常の昼下がり。
 
 






 
喧嘩人形の休日 弐
(今日池袋でリアルショタコン見たよ!!びっくりした!!w by KARISAWA)


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