2010 |
03,24 |
静雄×臨也前提の
23歳臨也×5歳静雄の中編 第一話。
一応文章内の表記で
静雄→大人の
しずお→幼児(5歳)
となっております。
ややこしくてすみませんw
ショタ静雄なんて見たくねーよ帰れ!!!!!というかたは
全力で引き返すことをオススメします、本気で。
あっ、この中編を10000Hit記念とします
さっき決めました☆←
※
無言拍手ありがとうございます・・!!
感謝です!!^^
『臨也、頼むよ、本当に。』
「・・・・・いやいやいやいやいや。」
『私の家に置いていたら新羅の餌食にされるから・・・・。』
「いやいやいやいやいやいやいや、無理だって!!本当!!勘弁してよ!!」
セルティの片腕で抱かれているソレ。人型の・・・・・・否、実際に5歳程の人間なのだが。問題はその容姿。怪物みたいに酷い顔のほうがまだ精神的に良かった、そういう専門のとこに引き渡せばいい。でも、でも、でも。つぶらな瞳で見上げてくるその子供の髪の色は、輝く金色。服装はだぼだぼのYシャツに細い首には蝶ネクタイがぶらさがっている。このまま大きくすれば、平和島静雄の完成!!また、Yシャツがワンピースみたいになっているということはおそらく下は何も身につけていないのだろう。
「シズちゃん、だよね、これ。」
『・・・・・・・・ああ。』
「ああ、やっぱりそうなんだね・・・・・・・じゃ な く て。」
「いざやあ!!」
「・・・・・・・・・・・・・!」
子供特有の短い両腕を懸命に動かしてセルティの腕から逃れようともがいている静雄に似た容姿を持つ子供。名前を呼ばれた刹那、喧嘩でも売られるかと思いきや・・・・なんとまあ、あの静雄の(子供)顔に浮かべられているのは笑顔。満面の笑み。ものすごい違和感に臨也は両腕を擦り笑顔を引きつらせた。
「いざやあいざやあ!!」
『いざや の とこ 行きたいのか?』
「うん!!」
「なにシズちゃん・・・・・俺のこと嫌いじゃないの・・・・?」
『今の静雄の精神年齢は5歳だからな。』
「いやいや、答えになってないよセルティ。」
「いざやあっ!!」
(くそ、可愛い。)
内心で舌打ちしつつ、しずおの額に親指を押し付けてグリグリと撫でる。いつもは眉間に寄っている皺も今は無く臨也の動かす親指に合わせて目を細める姿がなんとも愛らしい。そして、臨也の顔が酷くニヤけていることに気がついているのは無言で臨也を見つめるセルティだけ。
「それより、どうしてシズちゃんは・・・」
『新羅のせいだ。試薬品ができたんだって何も知らない静雄には栄養剤だと説明して飲ませたから・・・・・・勿論後からボコボコにして、解毒剤を作らせるつもりだ。』
「・・・・・ふうん。珍しいね、シズちゃんが新羅の罠に引っ掛かるなんて。」
「おい!!いざやあ!!無視かあ!!」
『臨也もこの液体飲んだ、って言ったら対抗心燃やして飲んだらしい。』
「あはは、シズちゃんらしいや。」
新羅の作ったわけのわからない薬なんて、普通に考えれば飲むことに気後れするはず。試したいからって自分の名前を出すなんて嫌な奴だな、と臨也は思いながら暴れるしずおに手を延ばした。それでも臨也は悪態をつくわりには今回だけは新羅に感謝していた。無邪気に自分を求めているしずおを、セルティが頼むように預かることも考えていいような気分になるほどに。
「セルティ、シズちゃん頂戴。」
『!!面倒見てくれるのか?!』
「新羅にシズちゃんを解剖されるのは嫌だからね。」
『わわっ・・・ありがとな!!』
「こちらこそ、このシズちゃんを新羅のもとから連れ出してくれてありがとう。」
セルティの腕から受け取ったしずおの両脇を掴んで目の前に掲げると、何が面白いのか現在童顔の彼はただただ笑う。静雄の知り合いがこのしずおを見たらどんな反応をするだろう。想像するだけで笑いがこみ上げてきたが、臨也にはしずおをわざわざ他人に晒すことは全く考えていなかった。理由は単純に、臨也がしずおのことを独り占めしたかったから。
「遊べ!!いざやあ!!」
「うん、いいよ。何をしようか?」
数日、数時間、数分、数秒。
いったい、しずおがこの状態を保たせたままなのかは臨也には検討もつかない。それでも、新羅によってもたらされた―――喧嘩人形から幼児に変化という―――この素晴しく胸踊る非日常。
楽しまなきゃ損。
そして
シズちゃんに膨大な借りを作る、最大のチャンス。
「楽しみだなあ!!」
「いざやあ!!」
『(・・・・・・・・あんまり、大事は起こさないでくれよ・・・。)』
喧嘩人形の休日 壱
(きゃあ、シズちゃんの変態!!下に何も履いてない!!w)
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