| 2010 |
| 03,24 |
«人攫い予告»
「同情するなら新羅をくれ」
の続き物です。
毎度お馴染み
静雄+臨也です!(笑
でも、この静雄の行動は臨也を傷つけたことへの
責任感というかなんというかそんなんだと思うのですよ←
解説しなきゃ分からない小説とか駄目ですね・・・・・すみません!!
それから、まだ続いたりします(苦笑
※呟き・ω・
今回、いつもと書き方を変えてみました・・・
いつもは、1人の視点から書いているのですが
今回のは客観的に・・・・・・・あれ?!最終的に臨也の視点になってる!!((おまえ
むむむどっちのほうが読みやすいんでしょう?
試行錯誤なうです・・・
それから10000Hit記念は無償に恥ずかしくなったので抹消しました←
右脚の大腿骨の骨折。大腿骨なんて折れてしまえば歩くこともままならない。せめて、膝より下の骨や腕の骨なら動くことは可能なのに。骨が癒着するまでは、と問答無用で入院になってしまった折原臨也、永遠の21歳。身動きもとれない、情報収集もできない、話し相手もいない。そんな毎日が退屈で退屈でたまらなくて、死んじゃいそう。
「ねえ、シズちゃん。」
「あ?」
病室には不釣合いなバーテン姿の男。暇だったから、と訪れた大嫌いな旧友も今の臨也にとっては格好の遊び相手。本人は気付かないうちに久々に医者以外で会話をすることにたいし喜びを感じていた。シズちゃん、と呼びかけられた男・・・・静雄もそれに察していたのか既に病室に1時間以上滞在している。無論、一方的に臨也が話しかけているぐらいであったのだが。
「お願いがあるんだけど。」
「断る。」
「はあ?!まだ言ってないんだけど!!」
「お前がそういう顔してるときは、マシなことがないんだよ。」
「えー失礼だなあ。」
「事実だろ。」
そういう顔ってどんな顔?、と臨也が自分の両頬をさすりながら小さく呟く。内心では驚愕の感情を押し殺しながら。今まで臨也は自分の表情はコントロールしていたのに、とっくに静雄には見破られていた。その事実は、今後の臨也が静雄への行動を考えるためには痛いものでもあった。
「・・・・お願い。シズちゃん、まじで。」
「・・・・はあ・・・・んだよ。」
窓に背中に預けていた静雄を手招いて、臨也は静雄にしか聞こえない音量で囁く。
そっと。柔らかく。魂を寄越すようにそそのかす悪魔の囁きのように。
「俺をここから攫ってよ。ね?」
でも、静雄の腕を掴む掌は小刻みに震えるほど、必死。
お願い おねがい オネガイ
狂ったように小さく呟いて腕にすがりつく臨也の異常な様子に、眉をしかめながら静雄は冷静に言葉を返す。
「馬鹿か、病院出ても何もできやしねえだろ。」
「なんとかする、それよりこんなとこにずっといたら死んじゃう。」
「そのまま死ね。」
あくまでも、高校時代から抱いていた願望を臨也に向けただけ。何度も言い続けたその言葉なのに。臨也は今まで見た中で一番困惑した表情を浮かべた。口元は笑っているのに眼は絶望の色に染められている。静雄と視線を合わせるために上げていた顔が序序に下がり、ついには顔回りに垂れた黒髪で隠された。
「あはは・・・・・酷いなあシズちゃん。」
「・・・・・・・・・。」
「さっさと帰れば?正直、・・・・・・目障りなんだよね。」
とん、と軽く臨也に突き放される。臨也は顔を上げないまま、この閉鎖された空間から逃げ出す最後の希望も打ち砕かれてどうしようもなくなった絶望に呑み込まれていた。静雄ならなんとかしてくれる、と臨也は心のどこかで勝手に期待をしていたのだ。
その期待は静雄には知る由もないことではあるが。
「お前に言われなくても帰ってやるよ。じゃあな、臨也。」
「・・・・・・。」
何の感情も無い、ただの別れの挨拶の後。
うなだれたままの臨也の頭に、ズシリと1つの掌分の重みが乗っかった。予想外の行為に1度深く沈んだ頭。臨也は息を呑んで静雄の次の言葉を待った。このまま、頭を握りつぶされるかもしれない、そんな可能性もあったけど。
「・・・・・・・夜2時。」
「え?」
「窓の鍵、開けとけ。」
「そこまで言うなら攫ってやるよ。」
無駄な心配だったみたいだ。
人攫い予告
(今夜、貴方を攫いにきましょう。)
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